健康状態がチェックできると言いますが。

医療現場

薬は激しい痛みや出血など

子宮筋腫の手術療法治療の考え方子宮筋腫を積極的に治療する場合は、手術療法が中心となります。手術法にはさまざまな種類があり、いろいろな選択肢があります。ただし、第一に考えるポイントは子宮を残すか、取るかです。子宮を残すには、筋腫のみを取り除く子宮筋腫核出術、筋腫ごと子宮をすべて摘出するときは子宮全摘術を選びます。
さらに、筋腫のタイプや大きさ、討し、選択することになります。
治療を受ける施設の条件などを考慮しながら、いくつかの手術の方法を検現在行われている子宮筋腫の手術法子宮筋腫の手術の方法術式は、開腹して行う方法、うきょう腹腔鏡や子宮鏡などの内視鏡の一種を用いて行う方法とに、大きく分かれます。
また、切除した子宮や筋腫を取り出すときに、おなかから出す方法と、膣側から出す方法があり、子宮筋腫核出術か、全摘術か、あるいは、筋腫の場所や数、大きさといった条件によって適したほうを選びます。さらに、内視鏡による手術では筋腫を切るのに超音波メスやレーザーを使う場合と、高周波メスを使う場合があります。
現在行われている手術法は次の表のとおりです。

筋腫のタイプによって違う適切な手術法前のページで述べたとおり、子宮筋腫には3つのタイプがあります(前のページ「子宮筋腫とはどんな病気?」参照)。
筋腫核出術をする場合、筋腫のタイプによってもっとも適した方法が違ってきます。これは私の考えですが粘膜下筋腫は子宮鏡に腹腔内エコーと腹腔鏡を併用する方法が安全でよいと思いますし、漿膜下筋腫や筋層内筋腫は腹腔鏡を、筋層内筋腫がたくさんできてしまっている場合は開腹をおすすめしています。しょうまく筋腫の大きさでも手術の方法が決まってきます。たとえば、大きな筋腫を腹腔鏡下で取るのは危険なので、開腹にしたほうが無難です。私は10㎝.3個をひとつの目安と考えています。腹腔鏡下で筋腫を取る場合腹腔鏡下子宮筋腫核出術.LM、小さいものははさみ鉗子という手術用の器具や、高周波メスなどで切り取ったあと、皮膚の切開部分を通して取り出します。

動脈硬化がある。

ところが、ある程度の大きさになってしまうと、そのままでは大きすぎて切開部分を通すことができません。ですから、モルセレータという切断用の器械を使って、筋腫をリンゴの皮のようにむいていって、小さくしてから取り出すことになます。腹腔鏡下の場合、モルセレ-タ-の向こう側は見えません。状況を細かく把握できないため、モルセレターが正しい位置にいかずに、向こう側の血管まで取ってしまって、大出血がおこる危険性もあります。
まず腹腔鏡を用いて筋腫の部分を観察し、それから腹部に小切開を加えて筋腫核出術を行う方法を、腹腔鏡補助下子宮筋腫核出術LAMといいます。この場合は切開部分から筋腫を取り出すので、前述のような危険は伴いません。最近はこの手術法を用いる施設も増えています。医師によって違いはありますが、個人的な意見をいうと、筋腫の直径が7~8m以下なら腹腔鏡下8$10㎝程度は腹腔鏡補助下LAM、それ以上は開腹に、筋腫が多発性で3つ以上あったら開腹、下だったら腹腔鏡下、または腹腔鏡補助下に、というように判断しています。
LMそれ以手術の種類と方法ここからは、各手術の方法とメリット、デメリットなどを、具体的に紹介していきます。
開腹手術(腹式子宮筋腫核出術、腹式単純子宮全摘術)文字どおり、おなかを切って、子宮や筋腫を直接、目で見て行う手術です。
子宮全摘でも、筋腫核出術でも手術時間は2時間ぐらいでしょうか。おなかの傷は人の手が入るくらいの大きさですから、だいたい10~15mです。切り方は縦切開横切開があります。私は縦切開を行っています(前のページ子宮内膜症の手術療法参照)。出血量も500㎖ぐらいにとどめるようにしています。
直接、筋腫を目で確かめながら処理していくので手術がしやすく、数にかかわらず、どんな筋腫でも取ることができます。
確実性があるのがメリットで、大きさデメリットはやはりコスメティック美容的なところでしょうが、形成外科の進歩により、立たなくできるようになっています(前のページ子宮内膜症の手術療法参照)。
かなり傷を目

  • 膣式手術
  • (膣式子宮筋腫核出術·膣式単純子宮全摘術)膣式単純子宮全摘術は膣から器具を入れて、子宮を引っ張り出すようにして摘出する方法です。かかる時間は、通常の大きさなら2時間前後で、出血量も200㎖以下ですみます。傷がないため、手術翌日から歩くことができ、術後の痛みも少ないのがメリットです。

     

    症状のある

    ホルモンが血中に分泌されます。出産と同じような方法で手術を行うので、出産経験がある
    癒着がないといった条件に当てはまる方にしか行えません。
    「子宮が大きくないこぶし大ぐらいまで
    けいかん膣式子宮筋腫核出術は、膣のほうから子宮頸管を切開して筋腫を切り取る方法ですが、術で、あまり行われていません。
    とてもむずかしい手腹腔鏡下手術腹腔鏡下子宮筋腫核出腹腔鏡という内視鏡を使って、おなかのなかをモニターで見ながら、まず、おなかに針を刺し、炭酸ガスを入れてふくらませる気腹法
    子宮や筋腫を摘出する方法です。
    や、上から引っ張る機械を用いておなかをつり上げる腹壁つり上げ法を用いて、腹腔内を広くします。
    次に、おへその周囲を3~5カ所、切開します。そこから腹腔鏡径1.5㎝と、筋腫を取るためのモルセレーター(径1.5~2㎝¥入れないこともあります)、鉗子(手の代わりとなって働くはさみ状の器具)などを差し込みます。
    腹腔鏡先端部のカメラから写し出されるモニターの画像を見ながら、筋腫を取っていきます(前のページ子宮内膜症の手術療法参照)。
    筋腫の処置の方法としては、凝固させたりします。
    鉗子で切り取るほかに、レーザーや超音波メス、高周波メスなどで切ったりまた、筋腫をレーザーで焼いて縮小させるマイオライシスという方法をとることもあります。
    ライシスは、直径6m以下の、比較的小さな筋腫に適しています。
    なお、マイオ腹腔鏡下手術の手術時間は2~3時間ぐらいです。開腹に比べて、傷は小さく、術後の痛みも軽くて、入院期間も短くてすむというメリットがあります。また、開腹手術よりも癒着をおこしにくいのも利点とされます。
    デメリットとしては、手でふれられないため小さな筋腫を取り残すことがある、医師の技量に左右される要素が大きく、実施できる施設が限られているなどでしょう。
    子宮鏡下手術子宮鏡下子宮筋腫核出レーザーや高周波メスをつけた子宮鏡を膣から子宮内へ入れて、子宮の内側に向かって増殖した粘膜下筋腫ゆうけいを切って取り出します。なかでも、つけ根の部分が細くなっている有茎粘膜下筋腫を対象に行うことが多いようです。手術に要する時間は2時間程度で、1、2日で退院できます。
    ただし、よく用いられる硬いタイプの子宮鏡は、カメラが自由に動く腹腔鏡と違い、見える部分が限られるため、奥まで入れすぎて子宮に穴をあけてしまう子宮穿孔をおこす危険性が高くなります。

    健康法を実践していただくしたがってこの手術法はあまりおすすめできません。
    せんこう私の場合は、主として診断用に用いられているやわらかいタイプの子宮鏡を使い、さらに腹腔内エコー、腹腔鏡を併用して子宮内をモニターしながら、子宮鏡手術を行っています。この方法はあまり普及してはいませんが、安全性はぐんと高まります。
    新しい治療法子宮筋腫の保存療法には薬物療法や手術療法と異なるやり方で筋腫を小さくする、新しい治療法があります。体への負担が少ない治療法ですが、受けられる施設が限られている、まだ、治療を終えてからの長期的な影響がわかっていないなどの問題点があります。
    しきゅうどうみゃくそくせんりょうほう

  • 子宮動脈塞栓療法UAE
  • だいたいどうみゃく子宮動脈塞栓療法は、動脈にたどりついたら、治療法です。

    足のつけ根にある大腿動脈にカテーテル細い管を挿入し、子宮につながる子宮1㎜角のゼラチンスポンジを注入して、筋腫に栄養を補給している子宮動脈をふさぐ一種のひょうろうぜ兵糧攻め
    といえるでしょう。
    子宮動脈をふさいでも、子宮にはほかの血管からも血液が送られているので、子宮自体は無事です。
    治療時間はおよそ1時間、2$3日で退院できます。すぐに効果が出るわけではなくて、次回以降の月経のなくなったりしていきます。
    ときから、症状が軽くなっていたり、らいたってからです。
    筋腫そのものが小さくなるのは、3カ月ぐ健康保険適用にはなっていません2008年3月現在

    ホルモンの濃度

    医療現場しゅうそくちょうおんぱりょうほう集束超音波療法FUS集束超音波療法は、超音波を筋腫に集中的に照射して筋腫の内部温度を60~90度に上げ、しょうしゃく筋腫組織を焼灼する治療法です。
    MRI磁気共鳴画像化装置で確認しながら、20秒ほど照射し、幅5㎜ぐらいを焼いていきます。治療時間は3~4時間と少し長めですが、患者さんはMRIのベッドでうつぶせになって寝ていればよいだけなので、非常に楽ですし、日帰りの治療が可能です。
    ただ、集束超音波療法に関しては、開発されたときには画期的な治療法として注目されていましたが、最近では、子宮筋腫の大きさが3~1mで、1回の治療数が3個以下など、適応範囲が限られるうえに、子宮筋腫が小さくならないという意見も出てきています。

    調査でも、半分の患者さんに効果がみられず、治療後に大きくなる例も少なくないといわれています。
    現在2008年3月のところ、7施設で実施されていますが、子宮動脈塞栓療法と同様、健康保険適用にはなっていません。
    Columnケーススタディ2粘膜下子宮筋腫を取って過多月経から解放され、無事に妊娠·出産した吉田さん都内の出版社に勤めているOLの吉田みゆきさん仮名·35歳は、27歳のときに社内結婚をしました。

    薬ではない。

    老化のサインと受けとめ会社でも責任のある仕事を任されるようになって、充実した毎日を送っていましたが、唯一の悩みが月経に関することでした。
    痛みは軽かったものの、とにかく夜用のナプキンをつけて出社しなければならないほどの過多月経で、月経がくるたびに貧血でフラフラに。夫のすすめもあって近所のレディースクリニックで診てもらったところ、・4㎝ほどの粘膜下子宮筋腫があることがわかりました。クリニックで筋腫を取る手術をすすめられましたが、日程が合わず、結局、そのままほうっておいたそうです。
    31歳になったみゆきさん。月経量は少しずつ増えていき、貧血もさらにひどくなって会社を半休するほどに。
    「やっぱり、ちゃんと治療をしよう」と決心し、子宮筋腫を手術で取った同僚からいろいろ話を聞いて、当院を受診してきました。
    治療方針を決める際に大切になるのは、赤ちゃんが欲しいかということです。「結婚して4年以上たつのにお子さんがいない」ことについて、それとなくたずねると、「ずっと子どもは欲しくなかった」とみゆきさん。
    ただ、30歳になってからは少しずつ「子どものいる生活もわるくない」と思うようになり、夫ともそういう話をしているとのことでした。
    そこでホルモン療法のひとつ、GnRHアゴニスト療法スプレキュアの点鼻薬を3カ月間行って筋腫を小さくし、夏休みを利用して子宮筋腫を腹腔鏡下手術で取る、という治療方針をとることになりました。スプレキュアを使っていると過多月経も貧血も治まるので、念のために鉄剤を処方はしましたが、症状があるときだけ飲んでもらうようにしました。みゆきさんには、スプレキュアを使っている間は妊娠しないこと、また腹腔鏡下手術をして3~5カ月ぐらいは避妊してほしいことなどを伝えました。


    医療現場 うつ病とがある。 病気とは言えないくらい軽い